日本農業遺産但馬牛の映像制作
平成31年2月に「兵庫美方地域の但馬牛システム」が将来に受け継がれるべき
重要な農業システムとして「日本農業遺産」に認定されました。
この農業遺産を活用し、但馬牛生産基盤強化及び地域交流人口増加に繋がるための
新規就農希望者や観光客向けPR映像の作成業務を但馬県民局豊岡農林水産振興事務所様より請け負い制作しました。
「美方郡産但馬牛」は、100年以上も前に「牛籍簿(牛籍台帳)」が整備され、それによる個体管理を行い黒毛和牛の中では全国で唯一郡内の血統にこだわり和牛の改良が行われ続けています。さらに、美方郡産但馬牛を中心とした堆肥と稲わら飼料を用いた環境創造型農業のシステムにより地域の暮らし、農村環境や多種多様な生物資源などが守られています。
めぐる四季、自然の恩恵は余すことなく生かされ循環します。
収穫された稲わらや畦草は但馬牛の餌に利用され、
牛ふんは肥料として棚田へ還っていきます。
何も無駄にはしない すべてが繋がる人々の営みがあります。
愛情を注がれ、家族の一員として過ごす 穏やかな但馬牛との時間。
牛への愛情は飼育技術とともに、親から子へ、子から孫へと受け継がれています。
人々の但馬牛への想いは、地域の信仰に根ざし、産業としての発展を支えています。
但馬だから
但馬でこそ守られた純血
「但馬牛」は、全国でもここにしかない、
世界に誇る兵庫県の宝として、これからも受け継がれていきます。
その歴史的価値を顕彰し後世に伝えるため、
「世界農業遺産」 認定をめざしています。